信託報酬
投資信託資産の運用や管理に支払う費用。投資信託の維持費です。
年率○% というように表示されています。ただ、毎年一回支払うというものではなく、日々、投資信託の資産から信託報酬分が差し引かれます。投資信託の基準価額は信託報酬が差し引かれた後のものです。
日々、差し引かれる物なので、販売手数料と比べると、目に見えづらいのですが、長期的に運用に与える影響は販売手数料よりも大きくなります。販売手数料は一度きりですが、信託報酬は持っている間ずっと掛かってきますので。
信託報酬は、運用成績が良くても悪くても掛かります。運用成績がどうなるかは予測できませんが、信託報酬が安いファンドを選んで買うことは出来ます。つまりコストは自分である程度コントロール可能ですので、同じようなファンドを買うのなら、できるだけ信託報酬が安いファンドを選ぶ方が良いでしょう。
たかが、1% を侮ってはいけない
私は、信託報酬が1%を超えるようだと、高いなぁー と感じます。世の中には、信託報酬が年率2%を超えるようなファンドもあります。
年に1,2%ぐらい たいしたことないんじゃない と思われるかもしれませんが、長期で見ますとかなり影響してきます。
例えば、100万円を以下の利回りで30年間複利運用するとします。
年率5%だと4,321,942円
年率4%(コストが1%掛かっているのと同じ)だと3,243,397円
年率3%(コストが2%掛かっているのと同じ)だと2,427,262円
いかがでしょうか?たかが1,2%とは言え、長い時間で見ると侮れませんね。