積極部分の運用
損をしても良いお金で運用する積極部分では、株式(またはそれに投資する投資信託)に投資します。
なぜ、株式に投資するかと言えば、過去の歴史において、株式はリスクが大きいかわりに、リターンは債券、預金、ゴールドといった資産を大きく上回ってきました。
今後も結果が同じになるとは限りませんし、個人的に過去ほど株式がリターンを残すことはないと思っています。それでも、長期的に見れば、他の資産と比べて株式の方がリターンを残すと考えています。
損しても良いお金でもいきなり全額は投資しない
積極部分のお金は、損をしても良いと割り切っているお金です。しかし、そんなお金であっても、損をせずに済めばそれに超したことはありません。損をするというのは気分がよいものではありませんよね(^^;)
積極部分であっても、一度にまとめて株式に投資するようなことはせず、半分ぐらいにしておきましょう。株が安くなったときに一度に買えれば、大成功ですが、株が高いときに一度に買ってしまうと、損しやすくなってしまいます。いつ買えばいいかというのはプロでも分からないものなんです。
そこで、半分買っておけば、そこから上がっていっても、全く買えなかったときに比べれば、悔しさは抑えられますし、資産もちゃんと増えてます。そして、最初に買ったときから下がれば、投資しなかったお金で、安くなった株を買うことが出来ます(安く買えれば、高く買うよりも将来の儲けにつながるのです)。
下がるか上がるかに賭けるよりも、下がっても、上がってもいいようにしておく方がいいと思うんですよ。そっちの方が安心できませんか?
他の大多数が、株式相場が下がることに戦々恐々としている中、株が下がるのをワクワクしながら見ていられるというのは強いですよ!投資する余力さえ残しておけば、株価が下がる中でも恐怖にとらわれ、株を売ってしまうようなことにはなりにくいんです。
個別株か?投資信託か?
株式に投資する際、自分で、トヨタや任天堂名の個別株を買うか、投資信託を通じて投資するか 大きく分けて2つの選択肢があります。
初心者の方の場合は、投資信託への投資をオススメします。中でも、日経平均やTOPIXなどの指数に連動するファンド(インデックスファンド)を買っておけば、ろくに勉強せずとも平均点が取れてしまいます。インデックスファンドに投資するというのは市場参加者の平均リターンを狙うということだとお考え下さい。
自分で勉強して、個別株に投資すれば、平均を大きく超えるリターンを得られる可能性はありますが、平均点より下になってしまう可能性もあります。また銘柄選びに時間を使うのなら自分の本業に時間を使う方が多くの人にとっては有意義ではないでしょうか?
多くの人にとっては、トータルで見ると、株式に投資するインデックスファンドに投資して、勉強せずに平均点を狙う方が良い結果が出る可能性は高いのではないかと思います。
→初心者向け オススメ低コスト投資信託と証券会社
日本だけでなく世界に目を向ける
株式と言えば、日本株だけではありません。アメリカ、イギリス、中国、インドなど世界各国に株式市場は存在しています。
日本だけでなく、世界の国々に投資した方がいい と思います。
例えば、日本株だけしか投資していないと、日本株のリターンがふるわないと、当然運用成績も悪くなります。しかし、他の国の株にも投資していれば、日本株の成績の悪さを他の国の株の成績の良さで補える場合があります(世界中の株の成績が悪いということも当然あり得ますが・・・)。
これから先、どこの国の株が一番上がるかは誰にも分かりません。一番が上がるところに集中投資できればいいのですが、そんなのは無理です。わからないなら世界中の国に投資してしまえばいいんですよ。
個別株だと難しいのですが、投資信託を使えば、日本だけでなく世界中の国々に投資できますので、ぜひ世界投資をしてみてください。
→安全部分の運用についてもあわせてお読みください。