第一生命の株価予想をしてみる
第一生命の株価の予想については、他のページでも書いているのですが、ここではもう少し詳しく考察してみます(予想の元になるデータも新しくしました)。
1,平成19年暮れ、時価総額は2~3兆円を想定していた。上場時の発行株式数が1000万株だから、20~30万円という数字が出てくる。ただし、この頃と比べて株式市場は全体的に値下がりしているから20~30万円という数字からは割り引いて考える必要があると思われます。
2,唯一の生保上場会社 T&Dホールディングスと純資産総額を比較してみると第一生命は、T&Dホールディングスの2.4倍以上純資産がある。
T&Dホールディングスの平成21年10月1日時点の時価総額は約6574億円。単純に考えて、T&Dホールディングスの時価総額の2.4倍くらいになるとするなら第一生命の時価総額は1.57億円ぐらいになる。となると1株当たり15.7万円。
別のページでは純資産総額から18万円という数字を出しましたが、株式市場が下がってきましたので、その分予想株価も下がっています。
3,T&DホールディングスとPER(株価収益率)で比較
T&Dホールディングスの平成22年3月期の予想PERは10月1日時点で36.53倍。
第一生命の平成21年度(平成21年4月1日~平成22年3月31日)第1四半期の利益は527億円。単純計算で、年間では2100億円ぐらい。1000万株で割ると一株当たりの利益は2.1万円。
PERがT&Dホールディングスと同等になるとすると1株76万円。これはさすがになさそうだ・・・
ちなみに
平成20年度の純利益は868億円
平成19年度は1312億円
平成18年度は1768億円
平成17年度は1518億円
平成16年度は1398億円
過去5年の平均純利益は1372億円。これだと1株当たり1.37万円。PERがT&Dホールディングスと同等になるとすると1株50万円 これでも高すぎるかも。PERでの比較は余りあてにならないかも。
株価予想まとめ
今回、PERの比較も行ってみましたが、これからいくと株価30万円以上もありそうな気もしてきます。どこかで50万円なんて数字を目にした記憶がありますが、これもそれなりに根拠がある数字だったのかもしれません。
それでも平成19年暮れの時価総額想定の上限30万円を超える可能性は高くないように思いますし、最近株価も下がり気味。私は今よりもっと株価が下がってもおかしくないと思っています。目安については1株20万円のまま変えませんが、これより下になるだろうという気持ちはより強くなってます。
株でもらうか現金でもらうか?
自分がもらえるなら株でもらいたいです。新規上場時は値上がりする可能性が高いので。
どこの口座で受け取るか?
あれこれ考えるのが面倒な人は野村でよいと思いますが、手数料が高めですし、お金持っている人だと営業の電話も掛かってくるかもしれません。手数料を抑えて、営業電話も掛かってこない方が良いという人は、ネット証券に口座を開設した方が良いと思います。
手数料も安く、お得なキャンペーンもやっている楽天証券が良いかなと思います。10月から投信を1000円から積み立てていくことも出来ますので、その点でもオススメです。
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2009年10月02日 コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
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